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    城沼の水鳥 ~強気な陸の白鳥~ (2013/11)

    群馬県の白鳥が飛来する場所の一つに、館林市の城沼があります。 市の中心部(市役所や館林駅)から近く、ツツジの花が美しい「つつじが岡公園」が沼に面しています。 この城沼へ白鳥と水鳥を見物に行ってきました。 間近で見る白鳥は大きく堂々としていて少しばかり怖かったのでした。
    (写真「城沼の白鳥とその他水鳥」)

    城沼の白鳥と水鳥

    群馬県館林市の城沼にやってきました。 ここは館林駅(東部伊勢崎線)から近く、駅から城沼の中間部まで3kmほどです。 徒歩で30~40分くらいでしょうか。 沼に面した、つつじが岡公園は、つつじの庭木で埋め尽くされ、 花の季節(4月下旬~5月上旬)になると、一面が鮮やかな薄紅色で埋まり、大勢の観光客で賑わいます。 沼の周囲は、周遊道として整備されており、市民の方々が散策やランニングを楽しまれいます。

    館林市の城沼

    今回は主に、城沼の北側と南側の中間地点の岸で、白鳥を見学しました。 白鳥と他の水鳥は何もしないと近づけないと思ったので、寄せ餌として食パンを約3斤ほど用意してみました。 沼の北側は水鳥は少なく、白鳥は岸から遠い沼の中央部に浮かんでいました。 そこで、パンを取り出し、根気強く気を引いていると、2羽のつがいの白鳥が岸まで来てくれました。

    城沼白鳥 沼の中央部に2羽のつがいを発見.パンを見せて、近づいて来るのを岸辺に座って待ってみた
    城沼白鳥 来てくれた!御苦労さまでした.コブハクチョウだ.パンを食べるとまた沼の中央部へ戻って行った.

    城沼の南側 水鳥と白鳥

    次に沼の南側、つつじが岡公園の近くに向かいました。 ここに水鳥達が集まる賑やかな一角があり、ちょうど地元の御婦人が餌を与えているところでした。 水鳥達は御婦人の足元にまで群がってきています。人に慣れているようです。 御婦人が去られた後に、私も少しパンを千切って、水鳥達に近くまで来てもらいました。 ここにも2羽の白鳥(コブハクチョウ)のつがいが居ました。他の水鳥が多く、餌を横取りされがちなので、苛立っている様子でした…。

    城沼水鳥 餌をくれる御婦人の足元に群がる鳥達.特に御婦人の目の前にいる大きい奴の慣れ様が凄い.
    城沼白鳥 ここにも白鳥.多勢の水鳥に餌を奪われがちで苛立っているようだった. 白鳥の目の前にパンを千切って投げても、ズザーッと素早く滑りこむ小さい連中.
    城沼水鳥 またお前か! コイツが周りの鳥を押しのけて餌を食べる. 近くまで来てくれて食べっぷりがいいことは可愛いのだが、鳴き声が大きくて少し驚いた.

    城沼の南側 陸の白鳥

    最後に、つつじが岡公園の手前まで来てみました。 すると、また別の2羽の白鳥のつがいを見つけました。 この日に目撃した白鳥はすべてコブハクチョウでした。 この2羽は岸に上がっていて、パンを見せつけると、つがいのオス(体が大きく足が黒っぽい)が近付いてきました。 のしのしと臆すことなく至近距離まで近づいてきます。 それに、パンを千切って与えるのが遅いと、口ばしで突いて急かしてくるのです!、怖い!!  …水上の優雅な姿を想像していたら、態度の大きな陸の食いしん坊だったのでした。でも惹かれる!

    城沼白鳥 陸の白鳥.その先はもう住宅地だよ? 草を啄んでいたが、パンを見せると反応した.
    城沼白鳥 パンを見せたら臆すことなく、どんどん近づいてくるので、1.5mくらいの距離を保ちながらパンを与えてみた.白鳥の大きさを実感.
    城沼白鳥 けっこうな食べっぷり.カメラ片手に、食べやすい大きさにパンを千切るのが間に合わない. 大きいアヒルみたいなものだな、と油断して余所見をしていると…
    城沼白鳥 ギャッ、零距離に! 暫く放っておいたら、接近されて突かれた! 白鳥様は早くパン寄こせとの仰せだ. 同じ目線になると、より大きく感じる.白鳥は力が強いらしいので接近しすぎに要注意.
    城沼白鳥 その後、館林市民の御婦人が来て慣れた様子で白鳥に餌を与えていた.御婦人が来ると動かなかったつがいのメスもやって来た. 白鳥は人の顔を覚えられそうだ.
    城沼白鳥 これらの白鳥は、渡らずに城沼に定着しているという.市民の方々に愛され守られているのである. のしのし大きな体を揺らして歩く陸上の白鳥が新鮮だった.