夕暮れの水田　～田んぼを眺めるだけ～　（2013/05）

田んぼの写真を撮りに行ったという、それだけの内容です。 数年前、登山に出掛けた帰り道で、心惹かれる風景があったことを思い出しました。 そこは渡良瀬遊水地の周辺に広がる田園で、季節は５月上旬、田植えがされたばかりです。 夕陽で水田が黄金色に輝き、近くの鎮守の杜は濃い陰影を落としていました。 ゴールデンウィークの終わりに、あの風景をもう一度見に行ってみたのです。
（写真「渡良瀬遊水地の近くの水田」）

夕暮れの水田

いいですよね。田んぼ。米を作る畑の田んぼ。 田植え後の空を映した鏡窓、育った苗の緑の草原、実った稲穂の黄金の絨毯、収穫後の藁の匂い…。 水を張った田んぼから夜に聴こえてくるカエルの大合唱は、心地よい子守唄です。 たくさん発生するイナゴは佃煮にして貴重なタンパク源になります。 蔓延る雑草を延々と駆除するのは無の境地になれる近道です。 収穫中のコンバインの格好よさは異常です。 脱穀したあとの籾殻を燃やした匂いも好きです。あの煙が道路に流れ、見通しが悪くなるもの一興です。 そんな田んぼを素晴らしいと思う私は農家ではない。

道路の路肩から撮影．勝手に人様の田んぼに入ってはならない．気がつけば他にも撮影している人が．

田んぼの畦にクローバーが．農家にとっては雑草．これから雑草が蔓延り、私も家庭菜園の草取りが忙しくなる．